2023年02月02日
Q:家族のために遺言書を作成したいので、行政書士の先生に相談をさせていただきたい。(蓮田)
先日、蓮田の友人から相続手続きの話を聞き、円満な家庭であっても相続時には揉めることがあるんだと教えられました。今自分にもしものことがあったらと考えた時に、私は何も対策をしていませんので、揉め事もそうですが相続手続き全般について家族に負担をかけることになるかもしれないと心配になり今回問い合わせをいたしました。
相続財産は、蓮田市内の自宅と駐車場があるのと、銀行預金が多少ある程度です。遺言書作成はじめてのことで何から手を付ければよいかわかりません。実物をみたこともありませんので、遺言書について一から教えていただければ幸いです。(蓮田)
A:遺言書についてのご案内を、一から丁寧にさせていただきます。
お問い合わせいただきありがとうございます。こちらでは遺言書についての基礎的な部分を説明いたしますので、ご参考ください。
まず、遺言書(普通方式)には下記のとおり種類が3つあります。
①自筆証書遺言
遺言者が自筆にて作成する遺言。手軽に作成でき費用も掛からず作成することが可能。一度封をした遺言書を開封するためには、家庭裁判所での検認手続きが必要。
※2020年7月より自筆証書遺言書の保管を法務局で行う事が可能となり、法務局で保管していた自筆遺言証書に関しては家庭裁判所での検認手続きは不要。また、財産目録は本人以外の者がパソコンで作成、通帳のコピー等を添付することが可能。
②公正証書遺言
公証役場の公証人と証人立会いのもと作成する遺言。原本は公証役場に保管されるため偽造や紛失の心配がありません。確実に遺言書を残したいという方におすすめの遺言書です。ただし、費用がかかります。
③秘密証書遺言
遺言者自身で遺言書を作成。公証人がその遺言書の存在を証明する方法です。本人以外が遺言の内容を知ることなく作成可能ですが、方式不備で無効となる危険性があるため現在あまり用いられていません。
簡単に説明をいたしましが、詳細を聞きたいという場合には当相談室の無料相談をご利用ください。
遺言書では、ご自身の財産をご自分の好きなように分配することができます。相続の手続きの際に最優先されるのは遺言書の内容です。生前にご自身で相続財産の分配内容をご自由に決めることができますので、ご家族の皆様が納得のいく内容で作成しましょう。
今回のケースですと、相続財産の大半が不動産になります。相続財産に不動産が多い相続の場合、現金のように分割をすることが難しい性質のためトラブルとなるケースが多くあります。ですから、相続財産に不動産が複数ある場合には遺言書を生前に作成しておくことで、トラブルを回避することができます。ご自身が元気なうちに、大事なご家族のために皆様が納得のいく内容で遺言書を作成しましょう。
上尾原市相続遺言相談室では、遺言書に関わるお手伝いをしておりますので、安心してご相談ください。ご相談にいらっしゃる皆様は、遺言書をはじめて作成されるという方がほとんどです。現在のご状況をお伺いしながら、どのような内容で分配をすれば揉め事を避けられるのかという事もアドバイスしながら、最後まで責任をもってお手伝いさせていただきます。まずは、初回無料のご相談にて、お困り事やご不安な点についてお聞かせください。蓮田のみなさまからのお問い合わせを、お待ちしております。
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2023年01月06日
Q.行政書士の先生に相続手続きの流れについて伺いたいです。(蓮田)
蓮田の高齢者施設に住んでいる父がおります。父は母と2人で蓮田で暮らしていたのですが、数年前に母が亡くなりました。私には兄弟がおらず、遠方に住んでいる為、万が一のことがあった場合にどのように相続手続きを進めればよいか今から準備をしておこうと思います。母が亡くなった際は、父がすべての手続きを進めていたため、私が全く知識がありません。遠方にいますので、できるだけ仕事に差し支えない範囲で相続の手続きをしたいと思っているのですが、可能でしょうか。まずは相続手続きの流れについて教えていただきたいです。(蓮田)
A.一般的な相続手続きの流れをご説明いたします。
相続が発生した際は、まず遺言書の有無を確認しましょう。もちろん、遺産相続については法律で定められている相続人が相続することになります。しかし、遺言書が発見された場合は、法定相続よりも遺言書に書かれている内容が優先されますので、相続手続きをはじめる前に遺言書がないか必ず確認をしておきましょう。
続いて、遺言書が見つからなかった場合の相続手続きの流れを簡単にご説明いたします。
まずは、相続人の調査を行います。亡くなった方(被相続人)の生まれてから亡くなるまでのすべての戸籍を集めて、相続人が誰なのか調査し確定させます。被相続人と相続人の過去に戸籍を置いたすべての役所から取り寄せなければなりませんので、時間に余裕をもって手続きを行いましょう。
相続人の調査を終えたら、次に相続財産の調査を行います。銀行の通帳、不動産の登記事項証明書、固定資産税の納税通知書等の書類を集めましょう。相続財産は、現金や不動産等のプラスの財産だけでなく、借金や住宅ローン等のマイナスの財産も相続対象になりますので注意が必要です。すべての書類を集め終えたら、相続財産目録を作りましょう。
相続財産の調査を終えたら、次に財産の相続の方法を決めます。もしも相続放棄や限定承認を行う場合は相続が発生したことを知った日から3ヶ月以内という期限が定められておりますので、速やかに手続きを行いましょう。
相続方法が決まったら、遺産分割を行います。遺産分割について相続人全員で話し合い決まった内容を書いた遺産分割協議書を作成します。遺産分割協議書には、相続人全員の署名押印が必要です。遺産分割協議書は、不動産の名義変更をする際に必要になりますので、必ず作成しておきましょう。
遺産分割協議書がまとまったら、財産の名義変更を行います。もし有価証券や不動産等、名義変更が必要な財産を相続した場合は、名義変更の手続きを行いましょう。
以上が大まかな相続手続きの流れになります。相続の手続きは、思っているよりも時間と手間がかかり複雑な為、相続が発生した際は専門家にご相談することをおすすめいたします。
上尾原市相続遺言相談室では、蓮田の皆様の相続についてのご相談をお受けしております。ご面談は完全無料で行っておりますので、少しでもご不安なことがございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。蓮田の皆様のご来所を心よりお待ち申し上げております。
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2022年12月02日
Q:行政書士の先生にお伺いします。父の相続手続きについて、相続財産の調査をしていますが通帳が見つからずどこに預金があるのか見当がつかずにいます。(蓮田)
父の相続手続きを進めています。相続人は母と私の2人で、母は足が悪いため私が主に手続きをすすめていますが、父の預金について母もわからないようで困っています。遺品整理をしながら通帳やキャッシュカードなどを探していますが、今のところ見当たらず手続きが進められずにいます。父の退職金がどちらかの口座にはいっていると思われるのですが、銀行口座を複数もっていることと、退職からかなり時間もたっているため預金先が分からない状態です。ある程度、取り引きのあったであろう銀行はいくつかあるのですが、私達家族がいきなり問い合わせをしても問題なく調べてもらえるのでしょうか。(蓮田)
A:ご相談者様が相続人であるという証明のために、まずは戸籍謄本を用意し、銀行へと問い合わせをしましょう。
まずは、もう一度お父様のご自宅で遺言書や終活ノート、メモなどが残されていないかを確認してみましょう。家族とはいえ、通帳などすべての情報を把握している事は稀ですので、ご家族のためにメモにまとめている可能性も考えられます。それでも見つからない場合には、銀行からの郵便物やカレンダー、タオルなどの粗品などを手がかりに見当をつけて問い合わせてみましょう。
相続人であれば、銀行に対して故人の口座の有無、残高証明や取引履歴等の情報開示を求めることが可能です。問い合わせる際には、ご自身が故人の相続人であるという事を証明する必要がありますので、戸籍謄本を用意し持参するようにしましょう。戸籍謄本は、亡くなった方の出生から死亡までの一連の戸籍と、相続人の現在の戸籍が必要になります。その他、各金融機関により必要書類が異なる場合がありますので、必ず事前に問い合わせをしましょう。
相続財産の調査は、まず戸籍を揃えるところからはじまり、口座が複数の金融機関にある場合などはそれぞれの金融機関へ問い合わせ、必要書類を揃え提出をすることになります。今回のように、預金先が分からない場合にはこれ以上に手間取る可能性があります。ご自身での調査に限界を感じている方、仕事の都合で平日に動くことが難しい方などは、相続の専門家へと相談をしましょう。上尾原市相続遺言相談室でも、財産調査のお手伝いをしておりますので、お困りでしたら戸籍の収集から私共にお任せください。相続の手続きに関して、幅広く対応が可能でございますので蓮田の皆様、ぜひ当相談室へとお問い合わせください。
上尾原市相続遺言相談室では、初回の相談は無料で対応をしております。まずはこちらの無料相談をご利用いただき、現在のお困りごとをお聞かせください。蓮田の皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。
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