伊奈町の方より相続についてご相談
2021年09月03日
Q:相続手続きを進めるには戸籍が必要だと聞きました。戸籍について、行政書士の先生に詳しく教えていただきたいです。(伊奈町)
伊奈町に一人で暮らしていた母が亡くなりました。
父は3年前に他界しており、母にとって身内は娘の私だけですので、相続人も私1人になると思います。
相続手続きを進めていくにあたって、戸籍が必要とのことですが、こういった手続きは初めてのため具体的に誰のどの戸籍が必要なのかよくわかっていません。
母の結婚前の戸籍も提出するとなると、母の出身地である鹿児島の役所まで戸籍を取りにいかなければならないのでしょうか。
相続手続きを進めるにあたって、行政書士の方にご教授頂きたいです。 (伊奈町)
A:相続手続きにはお父様の出生から亡くなるまでの戸籍が必要になります。
ご相談ありがとうございます。
戸籍にはいくつか種類がありますので、相続手続きで必要になる基本的な戸籍についてご説明してまいります。
<相続手続きで必要になる戸籍>
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本
- 相続人全員の現在の戸籍謄本
被相続人の出生から死亡までの戸籍では、両親が誰なのか、何人兄弟がいるのか、配偶者はいるのか(存命か)、子供がいるのか、いつ亡くなったのか、などお母様のすべてのことが記録されています。
この手続きの場面で、過去の隠し子や養子が発覚し、相続人が増えるケースなども稀にございます。
そうなると、ご相談者様以外にも相続の手続きが発生する事になりますため、必ず確認しておくようにしましょう。
また、通常の戸籍の請求は亡くなった方の最後の本籍地を管轄する役所へ出生から死亡までの戸籍を依頼すれば出してもらうことが出来ます。
しかし、ほとんどの方が婚姻や仕事の都合で引っ越しをしており、転籍をしていることが多く、一つの役所ですべてが揃うことはありません。
今回のケースはお母様が鹿児島のご出身という事ですので、鹿児島の役所へ請求することになります。
ご相談者様の現在のお住まいが遠方で、役所の窓口へ出向くことが難しい場合は、郵送にて依頼をし、取り寄せることが可能です。
このように戸籍謄本の取り寄せだけでも、時間を要しますため、伊奈町のご相談者様におかれましては、相続が発生したらはやめに取りかかることをおすすめいたします。
お住まいやお仕事の都合で、なかなか手続きが進まないという方はぜひ、上尾原市相続遺言相談室までご相談ください。
伊奈町の相続事情に詳しい専門家が、初回の相談を無料にて実施しております。
伊奈町、または伊奈町周辺にお住いの皆さま、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。